介護士として働く上で大変なことの一つに、夜勤生活があります。入居者を介助する老人ホームなどでは、基本的に24時間体制で利用者をサポートする必要が出てきます。そのため、フルで働くとなれば、基本的に夜勤に入ることになります。
夜勤生活をこなすために大切なのが、睡眠の取り方です。第一のコツは、しっかりと仮眠を取ることです。人は日中よりも夜間の睡眠の方が疲労を軽減しやすいと言われています。そのため、なるべく夜勤中でも仮眠を取るのがベターです。
実際、夜勤中に10分のみ仮眠を取った場合でも、仕事のパフォーマンスが向上したという研究結果があるそう。ほんの10分間だけでも、仮眠を取るようにしましょう。
そして、夜勤明けの睡眠のために、食事内容に注意することも重要です。夜勤時にお腹に負担がかかるものを食べたり、満腹になってしまうと、消化器が活発化して眠りが浅くなってしまいます。そうならないよう、食事は、油っこくなく、消化に良いものを軽く摂取しましょう。夜勤はきついというイメージが強いですが、きちんと自分に合った対策を講じることで、疲労感を軽減しながら無理なくこなすことができます。
夜勤も考え方次第では、魅力的な働き方になります。夜間の介護現場は利用者が寝静まっており、基本的にバタバタするようなことはありません。勤務している人数も少なく、人目を気にすることなく従事することが可能です。
加えて、夜勤手当も付くため、報酬面でもメリットが大きいです。
そんな背景から、あえて夜勤専従の介護士として活躍する人もいらっしゃいます。気になる方は、ぜひ介護の夜勤専従の現場事情を調べてみると良いでしょう。